いのち×ローカルな農業アクション!

日本の農業を「いのち×ローカルな農業」にするのは、農業さんだけじゃないんです。
私たち消費者にもできることはいっぱいあります。 農業ともっといい関係になるために、いまから始める4つのアクション。

  1. 01疑問を持つ
  2. 02学ぶ
  3. 03選ぶ
  4. 04作る

01疑問を持つ

誰が、どうやって作ったの?

買おうとしている食べもののラベル表示をチェックするのはもちろん、どんな人が、どんな思いを持って、どんなふうに作ったものか、その背景を考えよう。産地や農法、製造過程など、チェックポイントは数多い。

どうやって選ばれたの?

あなたがいつも食べているもののフードマイレージを計算してみよう。産地からの距離や輸送機関で、CO2排出量にかなりの差が出ることがわかる。

■フードマイレージ・キャンペーン(大地を守る会)
http//www.food-mileage.com

なぜこの値段なの?

激安の理由は?環境、労働条件への配慮はされている?食べものの価値がどう決まるのかを考えてみよう。

■「安ければそれでいいのか!?」(山下惣一・著・コモンズ)

02学ぶ

調べたり、勉強会に行く

農業と食、環境、生物多様性について調べたり、勉強会・シンポジウムなどに行って最新の情報を手に入れよう。

■NPO法人 生物多様性農業支援センター
http//wehab.jp

周りの人の意見を聞く

周りの人や家族がどんな考えを持っているのか聞いてみよう。自分とは違った視点が発見できるかも。

体験イベントに参加するく

体験型の田植えや稲刈り、「田んぼの生き物調査」などに参加してみよう。自分と農業、食、生きものの関わりについて、考える良い機会となる。そして、何より楽しい時間となるはず。

農家を訪ね、仕事を手伝うく

受け入れ先となる農家さんで仕事を手伝いながら、いろんなことを学ぼう。農作業の中から、新たな世界が広がるはず。

■ボラバイト
http://www.volubeit.com

■WWOOF(ウーフ)ジャパン
http://www.wwoofjapan.com

03選ぶ

有機農産物

日本の農産物総生産量に対する有機JAS農産物の割合は0.19%(07年度)。安全・安心なだけでなく、環境に配慮した農業を応援する意味からも、有機農産物を選ぼう。

在来種/固定種

各地の固定種や在来種の農産物を探して、そのおいしさと物語を味わおう。

遺伝子組み換えでないもの

遺伝子組み換えでない食べものを選んでいるつもりでも、そうとは知らずに食べている可能性がある。GMO-FREE(遺伝子組み換えでない原料)のものを選ぼう。

■トゥルーフード・ガイド(グリンピース・ジャパン)
http://www.greenpeace.or.jp

買う・食べるところを選ぶ

農家さんと話をしながら直接買ってみよう。農家さんと仲のいいお店や宅配を利用するのもOK。「赤と緑の提灯が並んでいたら、ためらわずに緑提灯の店に入る」など、飲み会の時も低い日本の食糧自給率への視点でチョイス。

■アースデイマーケット
http://www.earthdaymarket.com

■緑提灯
http://www.midori-chouchin.jp

04作る

育ててみる

今日食べた野菜や果物の種をまいてみて。芽が出る喜びを収穫できる。次はベテランや貸農園で野菜作りにチャレンジしよう。

■「捨てるな、うまい種」(藤田雅矢・著、WAVE出版)

トラスト/オーナー制度

トラスト制度は、消費者が先に代金を支払い、農家さんを信じて託す(=トラスト)ことによって、豊作不作に関係なく安心して農業を続けられることを目指すもの。各地のさまざまな内容のトラスト制度やオーナー制度を活用して、農業に参加しよう。

農業をする

実は「農業やってみたい」と思っている人も多いのでは?各地で開催される就農に関する説明会・相談会に参加したり、先輩の話を聞いてみよう。有機農業に興味のある人は、その技術を学べる場所にアクセスしてみよう。半自給的な農業とやりたい仕事を両立させる「半農半X」の価値観にも注目。

■有機農業をはじめよう!
http://www.yukihajimeru.or.jp

■「半農半Xという生き方」
(塩見直紀・著、ソニーマガジンズ)

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