ジメチルエーテル(DME)の開発
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概要
DMEは、クリーンな新燃料として国際エネルギー機関(IEA)からも大きな期待が寄せられており、各社で実用化に向けての開発が進められている。原料が、天然ガス、石炭、石油、バイオマス、廃プラスチックなど「マルチ原料」であるうえ、用途も、一般 熱源、発電燃料、低公害自動車用燃料、石化用燃料など「マルチ用途」である。構成元素も炭素と水素と酸素なのでSOxを排出せず、問題になっている浮遊粒子状物質(SPM)もほとんど出さない。資源エネルギー庁も「ジメチルエーテル戦略研究会」を設け「DME燃料利用機器開発費補助金」を出すなどしており、伊藤忠商事も開発に力を入れている。
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ただし、化石燃料を原料に製造するのであれば、CO2排出量 が減るわけでもなく、製造にかかるエネルギーが大きければむしろCO2収支は増えてしまうだろう。ライフサイクルアセスメント(LCA)によって、汚染物質削減への寄与度、CO2の収支などを総合的に判断する必要があるだろう。

また、こういった新エネルギーの開発には「環境に優しい」というタテマエの他に、新しい市場を開拓するための投資であること、非化石燃料起源のエネルギーは省エネ法で定める「使用の合理化の対象となるべきエネルギー」から除かれること、電力事業者が一定の比率で新エネルギー購入をしなければならないRPS法があること、などのメリットがあることを覚えておきたい。

調査日:2003年6月28日

 
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