土壌浄化事業
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概要
関連会社である、丸紅プロテックス株式会社では、無害化技術を持つディーシーアールシステムとタイアップして、油汚染土壌や重金属汚染土壌を現場で無害化して埋め戻す土壌浄化事業を行っている(カルコア工法*など)。この浄化方法は生石灰を主原料とする薬剤を使用し、かつ汚染土壌の場外搬出や新しい土壌の搬入を伴わないことから、環境負荷が低く経済的な施工ができる点が大きな特徴となっている。 


*カルコア工法:反応遅延性生石灰「カルコア」は水和反応を遅延させる性質をもたせてあり、汚染土壌と混合攪拌すると生石灰と効果 的に反応する。汚染物質は表面積が増大した消石灰に吸着させ不溶化・固定化する。また油臭、油膜がなくなり、水和熱とアルカリによる反応で易分解性となり、生物分解を促進させる。
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ただし、汚染物質が今にも地下水を汚染してしまう、という急を要する場合には有効な方法かもしれないが、重金属などの汚染物質の場合、土中に留めてしまうことになり、先伸ばしになるだけで、取り除かない限り、解決にはならないため、あまり歓迎できる方法ではないと思われる。やはり浄化するためには、汚染土壌を「洗浄」する必要があり、土壌汚染の完全な解決方法とはいえないのではないか。

調査日:2003年6月28日

 
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