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2006年12月08日〜09日

六ヶ所村スタディツアー
〜核燃料の再処理工場と生活〜

青森県六ヶ所村の原子力再処理工場とその周辺を見るスタディーツアーをA SEED JAPAN有志メンバー14人で実施しました。ツアーの目的は「現場・市民の声を聞く→感じる→構造的な視点を得ること・自分たちにできることは何かを考えること」でした。

ツアーでは、3人の方からお話を伺いました。長年再処理問題の裁判に取り組む八戸市在住の浅石弁護士を訪れ、これまでの裁判の苦労話、これからの活動戦略を聞きました。長い間真剣に取り組む浅石さんの言葉の奥からにじみでてくる工場撤廃の強さを感じました。そして、裁判での戦いの難しさを間接的に知りました。六ヶ所村に住み続けて「六ヶ所村の本当の豊かさを考える」という想いを基にチューリップ畑を営み続ける菊川さんという女性にもお話をうかがうことをできました。決して攻撃的ではないけどひたひた、じわじわと、柔らかいけど厳しい、そんな反抗をチューリップの畑と一緒に示していました。

私は、十和田市で有機農業に取り組む苫米地さんという女性を訪ねて話を聞いた時に、切なくて号泣してしまいました。私の祖母も私が赤ちゃんのころから同じ青森県内で農業を営んでいました。太陽が照りつける夏の空の下でも、どんなに腰が痛くても、どんなに暴風雨でも、毎日朝から晩まで何も言わないで祖母は働いていました。もし六ヶ所村の核燃料の再処理工場が本格稼動してしまったら、そこから生まれたおいしい野菜や米がたった少しの放射能で汚されてしまいます。祖母のあの汗はなんのためだったのかと切なくなりました。

その通り、原子力はすごい。
こんなに小さいのに大量に発電して、沢山の家の電気を照らす。

だけど、なんか考えなくてはいけない時なのではないだろうか。
ゲンシリョクノスバラシサを信じる子供じゃない。
もう大人だ。

豊かさってなんだろう?
自分の胸に問いかけてみれば、答えが出てくる気がしないだろうか


▼参考URL
・STOP ROKKASYO
http://stop-rokkasho.org/

・六ヶ所村ラプソディー
http://www.rokkasho-rhapsody.com/

浅石弁護士の事務所にて 浅石弁護士
南部割織に使う不要な布 青森南部の文化を体験
有機農法を続ける苫米地さん 六ヶ所村の中で反対活動を続ける
菊川さんが運営する『花とハーブの里』
PRセンターの模型 再処理工場の前には風力発電所がある



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