【3/17(金)】パリ協定発効で日本のエネルギー政策・産業はどう変わるか? 〜小売り電力自由化から一年が経過した今、2017年以降を展望する〜

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2016年4月から小売の電力自由化によって、
私たち電力消費者であり、市民は電力を自由に選べるようになりました。

こうした中で、私たちの生活は何がどう変わったのでしょうか。

世界的な動向として、2015年の第21回気候変動締約国会議(COP21)で、
2020年以降の世界の温暖化対策を定めた「パリ協定」が採択され、
2016年に発効されました。

パリ協定は2100年までに世界の気温上昇を2℃未満に抑える野心的な目標であり、
そのために今世紀後半には温室効果ガスの排出をゼロにする必要があります。
それを受けて世界では、化石燃料産業に対する「ダイベスト(投資撤退)」をする投資家が後を絶ちません。

しかし、温室効果ガス排出量世界4位の日本は、
石炭火力発電所を国内に約50基新設する計画を実行しようとしています。

一方で、原子力発電に関して、日本政府は、今後2030年に向けて電源構成の割合を20~22%まであげる方針を示しており、
運転期間を原則40年に制限するルールも骨抜きにする方向にあります。

しかし、原子力を取り巻く世界的な動向としては、台湾の脱原発法の可決、
ベトナムの原発建設白紙撤回、アメリカでも原発閉鎖の決定が相次ぐなど、
日本の状況とはかなり温度感の違いが生じています。

本セミナーでは、大震災を経て電力の小売り自由化が実現した今、
この間のエネルギー政策・投融資動向の変遷を振り返りながら、
今後の自由化制度の推進に向けて2017年度以降の期待と課題を整理したいと思います。

これだけ揺れ動く日本国内のエネルギー政策の中で私たち電力消費者は、電気を金融機関を選ぶというところに主眼を置いて、日常生活の中でどんな取り組みをしていくことが必要なのか考えたいと思います。

開催概要

<プログラム>
第一部
⚫︎ パリ協定発効とCOP22報告 (化石燃料の今)
・山岸 尚之氏(WWFジャパン 気候変動・エネルギーグループ リーダー長)

⚫︎世界における原子力産業の今、そして日本の再稼働の状況(原子力の今)
・松久保 肇氏(NPO法人原子力資料情報室 研究員)

⚫︎約1年が経過した電力小売自由化制度の成果と今後の課題(再エネの今)
・吉田 明子氏(国際環境NGO FoE Japan (気候変動・エネルギーチームリーダー))

第二部
パネルディスカッション 電力消費者として「今」だからできる取り組みとは?(予定)
・山岸 尚之氏(WWFジャパン)
・松久保 肇氏(NPO法人原子力資料情報室)
・吉田 明子氏(国際環境NGO FoE Japan)
・鈴木 亮 氏 (国際青年環境NGO A SEED JAPAN)

*プログラムのタイトル及び内容については変更になる場合がございます。
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<ゲストプロフィール>


*山岸 尚之氏(WWFジャパン 気候変動・エネルギーグループ リーダー長)
神奈川県出身。1997年に立命館大学国際関係学部入学。同年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業。同年9月よりアメリカ、マサチューセッツ州、ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連会議での情報収集・ロビー活動などを担当。2011年より気候変動・エネルギーグループ長。


*松久保 肇氏(NPO法人原子力資料情報室 研究員)
1979年兵庫県生まれ、国際基督教大学卒業後、㈱東京金融取引所に入社。福島第一原発事故を機に退職し、2012年よりNPO法人原子力資料情報室研究員。2016年法政大学大学院公共政策研究科修士課程修了。関心分野は原子力政策、原子力の国際展開、原子力協力協定、核燃料サイクル。2016年に第一子が誕生し、仕事と育児の両立に連れ合いと共に格闘中。共著に原子力市民年鑑、検証福島第一原発事故(共に七つ森書館)など。


*吉田 明子氏(国際環境NGO FoE Japan (気候変動・エネルギーチームリーダー))
早稲田大学政治経済学部卒業。2007年よりFoE Japanスタッフ。脱使い捨て、気候変動キャンペーンなど活動ののち、2011年からは福島原発事故やエネルギー問題に取り組む。2011年よりeシフト事務局、2015年よりパワーシフト・キャンペーン立ち上げ・運営。エネルギー政策に市民の声を届ける観点で活動する。

開催日時・場所

<日時>
2017年3月17日(金)19:00~21:00(受付18:45~)

<場所>
AP秋葉原 O+Pルーム
東京都台東区秋葉原1番1号 秋葉原ビジネスセンター (1F)
https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-akihabara/ak-base/

<アクセス>
(JR各線・つくばエクスプレスをご利用の場合)
「秋葉原駅」中央改札口より徒歩約5分
(東京メトロ日比谷線をご利用の場合)
「秋葉原駅」2番出口より徒歩約5分
(東京メトロ銀座線をご利用の場合)
「末広町駅」1番出口より徒歩約5分
(都営新宿線をご利用の場合)
「岩本町駅」A3出口より徒歩約8分

参加費

一般:1,000円
学生:500円
会員:500円

お申込み

下記の参加申し込みフォーム、もしくは下記問い合わせ先までお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf5-Y4OQgvU448NS27deJrIFmS0rF_jmz2drgl7JsSSGVqs2A/viewform

お問い合わせ

国際青年環境NGO A SEED JAPAN(担当:浜田、西島)
TEL:03-5366-7484 FAX:03-3341-6030
E-mail:info@aseed.org
※メールでのお問い合わせの場合、件名を【「気候変動×原子力×再エネ」セミナー】としてご連絡ください。

※今回ご提供いただく個人情報は、 A SEED JAPANが主催する各種イベント等
に関する情報提供とそれらに付随する諸対応に使用させていただく場合があり
ます。取り扱いに関するご質問・ご要望がございましたら、事務局までお問い
合わせください。

※A SEED JAPANのプライバシーポリシーは以下のURLをご覧ください。
http://www.aseed.org/privacy/

※本シンポジウムは、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。

2017-02-25