【参加報告書】11/29第2回グローバル気候マーチ@新宿

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11月29日にFridays For Future主催のアクション「グローバル気候マーチ」が新宿にて開催されました。このマーチを行う目的は3つあります。1つ目は東京都に気候非常事態宣言の発表を求めること。2つ目はCOP25に向けて市民の気候変動対策への強い関心を求めること。3つ目は大量消費を促しているブラックフライデー(11月の第4木曜日の翌日に小売店などで大規模な安売りが実施される日のこと)に反対の意を示すことです。

そもそも、Fridays For Futureやグローバル気候マーチの始まりは、スウェーデンの環境活動家・グレタ・トゥーンベリが行ったスウェーデン国会前の気候変動対策を求めるアクションがきっかけになります。彼女の行動を見た若者が一緒にアクションをするようになり、そこからさらにアクションをする人が増えていきました。それが、毎週金曜日のスクールストライキ「Fridays For Future(未来のための金曜日)」になります。そして、現在では、このアクションは一大ムーブメントとなり瞬く間に世界中に広がり、多くの国で気候変動対策を政府等に求めるアクションがされています。日本ではすでに各地でFridays For Futureが誕生しており、25都道府県で11/29にはアクションが実施されました。今回の東京のマーチでは、渋谷ではなく、新宿をマーチの舞台としました。それは、目的の一つである気候非常事態宣言と大きく関わっています。どう宣言を東京都に求めるため、Fridays For Future Tokyoは9月13日に都議会へ請願を提出していました。その請願の審議がマーチと同日に行われることになっており、市民の声を議会に直接届けるため、新宿の都庁周辺をマーチルートにすることを決めいていました。請願にあわせて、署名活動も行ない、ASJとしても積極的に協力していました。11/19には署名の提出日があり、結果5,522筆をわずか1ヶ月で集めていました。

 

【そもそも気候非常事態宣言とは?】

気候非常事態宣言(Climate Emergency Declaration, CED)は、国や地域、自治体が気候変動対策を政策としての最優先課題として位置付け、市民にかぎらず幅広くこの問題およびその解決の重要性を訴えることを意図しています。東京大学名誉教授の山本良一氏によると、気候非常事態宣言は、「火事だ!」という警報に相当するとされます。

これまで、日本では、長崎県壱岐市、神奈川県鎌倉市、長野県北安曇郡白馬村、長野県、福岡県大木町、鳥取県東伯郡北栄町、大阪府堺市の計7か所が宣言をしています(2019年12月23日現在)。来年の3月には、兵庫県明石市が宣言するといわれています。上述の通り、東京都にも気候非常事態宣言を求めていますが、11月29日時点では、都議会環境委員会は審議の結果、本請願については「継続審査」と判断を下し、その場での結論を先送りにする結果となりました。2019年12月には、小池都知事から「ゼロエミッション東京戦略」が発表されます。すでに東京都は気候変動問題に対して先進的な取り組みをしてきており、CEDはその取り組みを広く都民だけでなく国民、さらには世界中へとアピールする手段の一つになるだろうと私たちは考えています。とはいえ、「ゼロエミッション東京戦略」の中身はFridays For Future Tokyoと協力して、丁寧に建設的に吟味をしていく必要があると考えています。

 

【まとめ】

今回の新宿で行われたグローバル気候マーチは、天候にも恵まれ素晴らしい秋晴れとなりました。前回のように夕方とはせずお昼時に設定していたにも関わらず、参加者数が約600人と大いに盛り上がり、良い結果になったと思います。しかし、今回のマーチの目的の一つである気候非常事態宣言に関して言えば、東京都はいまだ宣言をしていません。そして、その数日後に開催されたCOP25(スペイン・マドリード)では、日本は2度の「化石賞」(温暖化対策にもっとも積極的ではない国に送られる不名誉な賞)を受賞する結果となりました。現在、世界が脱石炭を目指す状況の中、日本はいまだにその潮流に乗ることができていません。日本が脱石炭をするきっかけを作るためにも、Fridays For Futureのように今を生きる若者たちが行動を起こすことが必要なのだと感じました。そのうねりをさらに大きくするためにもA SEED JAPANはこれからもサポートの手を緩めずに行く決意です。

【感想】

今回のグローバル気候マーチには、周囲を巻き込み、地球のためにアクションをすることが若者だけでなく大人をも巻き込んでいく影響力があるのだと改めて実感しました。現代社会には、いまだ多くの課題が残っています。気候変動問題、生物多様性問題、人為的活動による森林火災、海洋プラスチック問題など、多種多様な問題が未解決のまま残っています。この課題を次の世代に残してはいけないのだと感じます。グローバル気候マーチというアクションを通して、地球や人類のために、未来の子どもたちに誇れるように、自分にしかできないことをアクションにしていくことが大事なのでしょう。

グローバル気候マーチから溢れ出る熱意が、今回も多くの人をエンパワーしてくれていました。その勇気や行動力を私たちも年齢や立場を超えて受け取り、それぞれの場所で気候変動問題解決のためにアクションを起こしていきましょう。

 

<ライター・ロッキー>

 

★グローバル気候マーチについての詳細はこちらをご覧ください!

https://ja.globalclimatestrike.net/

 

★Fridays For Future Tokyoについての詳細はこちらをご覧ください!

https://www.facebook.com/fridaysforfuturejapan/

 

★第2回グローバル気候マーチの様子はこちらの動画をご覧ください!

https://www.youtube.com/watch?v=EWTvXAncrYA&feature=youtu.be&fbclid=IwAR3QwDcOljHDgzkIb4Dz9RAHS2Sj1q1bGfxWXWJp8un-t97je9KXh-xST_4

 

私たちA SEED JAPANは、グローバル気候マーチに賛同団体として加盟しています。

 

2019-12-25