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■東京電力株式会社
●基本データ

会社サイト:
http://www.www.tepco.co.jp/
環境対策に関するページ:
http://www.tepco.co.jp/env/environment/torikumi/index-j.html

環境行動レポート(環境アクションレポート):
http://www.tepco.co.jp/env/index-j.html

●どんな会社?

世界最大の民間電力会社。原子力発電の発電量 も国内最大。関東地方一円、山梨地方一円、山梨県・静岡県の富士川以東区域に電気を供給。 1985〜2001年、福島と新潟の6基の原発で、シュラウド(炉心隔壁)のひびを隠して運転を続けたトラブル隠蔽が2002年8月に発覚、信用が失墜した。また、2003年のテレビCMで、隠蔽事件への謝罪なく節電を呼びかける姿勢には反発も多い。 電力事業インフラを利用し、東京電話やインターネットのスピードネットなど、通 信業でも高いシェアを保持している。

出典:
東洋経済企業情報
http://www.tktoushi.com/cgi-bin/databank/k_syousai.cgi?s_code=950100
日経goo
http://nikkei-biz.goo.ne.jp/business/perfect/contents/2021_basic.html

●エコナビCheck!〜環境報告書を読んでみて〜
トラブル隠蔽事件&電力危機問題
2002年8月、東京電力が原発の点検記録を改ざんして炉心隔壁(シュラウド)のひび割れを隠し、14〜15年にわたって運転を続けていたことが発覚した。これを受けて経済産業省原子力安全・保安院は同年11月、福島第一原発1号機の1年間の運転停止を命じる行政処分を行った。東京電力はその他の原発16基も2003年4月15日までにすべて停止したが、地元自治体の合意を取り付けて5基の運転を再開し、冷夏の影響もあって電力危機は起こらずに済んでいる。17基の合計供給力は1730万kWで、同社の全発電能力約6040万kWの約29%を占める。
 

●エコナビ裏Check!〜実はこんなプロジェクトも?〜
タスマニアの天然林伐採問題
同社が出資しているこのプロジェクトは、天然林伐採・植林による生態系破壊が問題視されている。

サハリンプロジェクト

同社が出資しているこのプロジェクトは、油流出問題と対策の不備、プロジェクトに関する協定の違法性などが問題視されている。
●調査員のコメント

環境報告書を読んだとき「厚顔無恥とはこういう会社のことを言うのか」と憤りを禁じえなかった。「原子力発電が止まってしまったせいで、火力発電の割合が増えてNO2の発生もCO2の排出量 も増えてしまいましたよ。いいんですか、これで?」とでも言わんばかりの傲慢な態度がミエミエだ。放射能とCO2やNO2とでは、どちらが人体リスクが高いのか、考えてみるがいい。実際、電力自由化とは言っても、我々小口の消費者には供給会社を選ぶ自由がないため、この独占企業の商品をボイコットすることはできないのだ。

電力自由化については、関西電力「電力自由化の基礎知識」を参照 http://www.kepco.co.jp/insight/content/column/library/library002.html

(2003年8月30日 のぶ)