メキシコ塩田プロジェクト
最終更新日
概要
同社が出資していたこのプロジェクトは、環境への影響などが問題視されていた。反対運動の結果 、プロジェクトは中止された。
場所
メキシコのサンイグナシオ地方、ラグナス・サン・イグナシオ湾
開発主体
ESSA社(三菱商事49%、メキシコ商工省51%)
経緯
同社は1999年、メキシコにおける塩田開発計画を公表したが、開発が環境破壊を引き起こすと主張する大規模な反対運動に直面 し、2000年、同計画を中止している。しかし同社は中止の理由について、「影響を与えないことが科学的に証明された」けれども「複数の責任ある団体が」「環境価値が変化することに対して強い関心を示し」たため、と説明し、反対運動の主張を認めてはいない。なお、反対運動側は三菱の依頼した調査の客観性を認めていない。
問題点
開発地域はコククジラの生息域であり、世界遺産に指定されていることから、多くのNGOが塩田開発が生態系へ与える影響を懸念していた。
出典

三菱商事プレスリリース「メキシコ新塩田関連「三菱」ボイコット運動に関するコメント」(99/10/25)

三菱商事プレスリリース「メキシコ新規塩田プロジェクトの中止決定について」(2000/3/3)

CNN "Gray whale defenders urge boycott against Mitsubishi"
http://www.cnn.com/NATURE/9911/07/mitsubishi.boycott/


神保哲生氏「三菱商事vsカリフォルニア・コククジラ」『日本のカイシャ、いかがなものか』
http://www.ne.jp/asahi/shin/ya/intr/JVN/jimbo03.htm

調査日:2003年6月28日

 
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