ECOCUL/エコカル:社会変革とサブカルチャーを融合するプロジェクト
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  過剰な広告を斬り、アメリカ社会に蔓延している金儲け主義におもいっきり警鐘を鳴らしている。しかし、その神髄は文明と自然が調和され、より良い社会、そして公正な社会を築くためであるという理由からだ。  
         
       
         
  残念ながら日本での認知度はかなり低いのが現状だが、アメリカではメジャー誌。欧米のオシャレな若者が片手に持つ雑誌としても定着しているそう。日本版も是非出てほしい。  
         
       
   
斬新な表現方法が、多くの人々を刺激し、社会問題を印象的にしている。例えば、軍事ヘリコプターにリボンを付けたグラフィックなど。多くの芸術家、イラストレーター、写真家、作家、活動家が参加している洗練された雑誌だ。
 
  『Adbusteres』はAdbusters Media Foundationという非営利団体によって出版されている。日本語に直訳すると『Ad=広告/Busters=退治屋』というタイトルの雑誌の目的は単なる広告批判でも、世の中に失望するわけでもなく「人間がより人間らしくいきることのできる」オルタナティブな社会を目指し、人々に呼びかけていくというものだ。
表記は英語だが言葉がわからずとも、有名企業らの広告を皮肉たっぷりにパロディーした痛烈な大手企業批判が笑える。アメリカ帝国を消費社会を環境破壊を、独自の視点とセンスの良さで批判し、問題を訴えている。この雑誌によって実際に、問題が解決するケースもある。例えば、コカコーラ社がシドニーオリンピックのスポンサーとして「このオリンピックは環境オリンピックである」と宣言していた一方で、コカコーラがフロンガス使用の旧型自動販売機を使っていた。それを知ったアドバスターズが、その偽善性をパロディーにし告発した。その結果、コカコーラは旧型自動販売機の使用を止めたのだった。
また、人々に消費について考えてもらう「Buy Nothing Day」(何も買わない日)やメディアの悪影響を考えてもらう「TV turn off week」(テレビをつけない週間)などを開催している。詳しくは日本語版のホームページをどうぞ。
     
     
         
      illustration:Yumi  
 
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