報告会「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する国際交渉の現状と課題」(7/23) を開催いたしました。
2010年7月23日(金) 18:30〜20:40(受付開始:18:15〜)@東京ウィメンズプラザ

今回の報告会では、上智大学の磯崎教授が「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)とは何か」、外務省の水野課長が「第9回ABS作業部会再開会合の結果と課題」、A SEED JAPANの小林が「公正な議定書に向けてNGOから見た課題」をそれぞれ発表した。
磯崎教授からは、国際法の観点から、問題の発端とABSに関連する条約条文の法的解釈とその問題点、名古屋ABS議定書原案に対して、解説をして頂いた。水野課長からは、ABSとはどんな仕組みなのか、最初にご紹介して頂いた後、今回の会合ではどのような論点が議論されたのか、その経過を報告して頂いた。なお、論点に関しては、配布資料を参照して頂きたい。小林からはNGOからみた課題・論点に対して、どうするべきなのか、提案をさせて頂いた。
以下、各報告者の当日配布資料
講演1:磯崎博司氏 上智大学地球環境学研究科教授
遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)とは何か?(PDF)
講演2:水野政義氏 外務省国際協力局地球環境課長
第9回ABS作業部会再開会合の結果と課題(PDF)
講演3:小林邦彦 A SEED JAPAN共同代表
公正な議定書に向けてNGOから見た課題(PDF)
※この報告会は、地球環境基金の助成を受けて開催しました。
◆お問い合わせ◆
国際青年環境NGO A SEED JAPAN 生物多様性の利用をフェアに!プロジェクト
(担当:小林・三本)
E-mail:info@aseed.org
Tel: 03-5366-7484 Fax: 03-3341-6030
【主催団体紹介】
国際青年環境NGO A SEED JAPAN…
地球サミット(1992年)に青年の声を届けよう!という想いから始まった国際青年環境NGO。大量生産・大量消費・大量廃棄のパターンの変更と、南北間・地域間・世代間の格差のない社会を実現するために、未来の世代を担う青年自らが行動を起こしています。