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在来種・固定種・F1種・遺伝子組み換え種子について


ここでは、「種を守ろう」プロジェクトのキーワードを解説します。


■在来種

ある地方で長年栽培され、その地方の風土に適応した品種。

■固定種

 
人々が自然交配や何年にも渡り選抜淘汰して育種し遺伝的に安定した品種。自家採取で次の世代の種を取る事ができる、ある程度の遺伝的多様性が含まれます。在来種はその地で土着したもので広い意味では固定種に含まれます。

■F1種(一代交配種)


日本語では一代雑種・ハイブリッド品種ともいう交配種のこと。好ましい形質(高収量・味・耐虫・耐病性など)を持つ異なる品種を人為的に交雑させ、両方の形質をかねそろえた種になる。 F2(雑種第2世代)には、多くの株に親(F1)と異なる形質が現れるため、自家採取がむずかしく、毎年種子を購入しなければならなります。

※F1品種は、「異なる品種を交配させ雑種を作ると、親より優秀な子ができることを利用した育種方法」によ て作られる。種の交配によって欲しい特性を強化する方法なので、遺伝子の組み換えとは違います。

■遺伝子組み換え種子

遺伝的に手を加えられ、除草剤耐性(全体の71%)や殺虫性(28%)などの新しい性質を獲得した植物。GM作物には、ダイズ、ナタネ、トウモロコシ、綿、ジャガイモ、トマト、テンサイ、スクワッシュなどがあります。これまでの種と決定的に違う点は、「種の壁を越える。」と言う点です。

ex) 「種の壁を越える。」とは、
・殺虫性の性質を持つ昆虫の遺伝子をとうもろこしに組み込む。


遺伝子組替えは、遺伝子レベルで、目的の遺伝子を一本釣りして、相手の遺伝子に組み込み、遺伝子情報を換える方法です。その特徴としては、DNAの断片を用いるので、どの生物間でも遺伝子組替えが可能になります(種の壁を越える)。本来、人間は人間としか交われないし、植物は植物としか交配できないのですが、その領域を越えたのが、遺伝子組み替え作物なのです。

自然界でも遺伝子組替えは行われています。生殖細胞(精子と卵子)が作られる時には、日常的に遺伝子組替えが起こっているといわれます。これが生物の多様性を生み出す原因です。しかし、そこで組替えられるのは親の遺伝子であり、親の持っていない遺伝子の組替えは起こりません。種の壁は越えないのです。

これらの種子から作られる遺伝子組み換え作物・食品に対して、
@遺伝子組み換え種子を販売する多国籍業による農業支配
A遺伝子汚染による生物多様性の危機
B食品の安全性・人体への被害

などを懸念する声が日本を含め世界各国の市民・農民・NGO団体から上がっています。

 

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